皆さんは災害時の備えをしていますか?
販売されている防災セットやご自分で買い揃えて防災バッグを作っている方は沢山いると思います。
近年東日本大震災をはじめ、地震や豪雨災害が多く次は我が身と備えている方が多くいらっしゃいます。
食物アレルギーをもつお子さんがいらっしゃる方は非常食にも気を付けているはずです(=゚ω゚)ノ
今回はアレルギー体質の方に向けた防災グッズや避難所生活で気を付けるべき点を紹介したいと思います。
当事者だけではなく周りの方の配慮も必要となってくる事柄なのでより沢山の方の目に留まれば幸いです(´-ω-`)
食物アレルギーとは
私たちの体には、有害な細菌やウイルスなどの病原体から体を守る「免疫」という働きがあります。
食物アレルギーはこの「免疫」が本来無害なはずの食べ物に対して過敏に反応し、体に有害な症状が起きる状態のことをいいます。
通常、食べ物は異物として認識しないようにする仕組みが働き、免疫反応を起こさずに栄養源として消化・吸収する事ができるのですが、免疫反応を調整する仕組みに問題があったり、消化・吸収機能が未熟だと、食べ物を異物として認識してしまうことがあります。
それによって起こるアレルギー反応が「食物アレルギー」です。
食べ物を食べると、腸から吸収されたアレルゲンが血液にのって全身に運ばれるため、眼・鼻・のど・肺・皮膚・腸などさまざまな部位で症状が現われます。
食物アレルギーは、食べ物を食べた時だけでなく、触ったり、吸い込んだり、注射液に含まれる食物抗原が体内に入ったりした時にも起こります。
食物アレルギーの症状
IgE依存性アレルギー反応
食べた後に、皮膚症状(じんま疹など)・咳・呼吸困難・消化器症状などが起きる即時型反応です。
多くの場合、食後2時間以内に発症します。
口腔アレルギー症候群
食べ物を食べると、口の中のイガイガ感、ピリピリ感、口周囲のじんま疹などを生じることがあります。
これを「口腔アレルギー症候群」といいます。
主として、野菜や果物が原因となり、花粉症を合併することが特徴です。
野菜や果物のアレルゲンは、熱や加工処理によって壊れやすいため、これらの加熱された加工品や市販のジュースでは症状を起こさない場合があります。
しかし、一気に多量に食べると、口腔だけではなく、他の部位にも強い症状が誘発される場合があります。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
食べただけ、あるいは、運動だけでは症状は発症せず、食後に運動が加わるとアナフィラキシーが起こる、比較的まれな食物アレルギーの一種です。
原因食物として小麦製品と甲殻類が多く、運動は比較的激しい運動が引き金となることが多いのですが、散歩など軽い運動でも誘発されることがあります。
ラテックス‐フルーツ症候群
ラテックスアレルギーに果物アレルギーを合併する場合「ラテックス‐フルーツ症候群」と呼びます。
ラテックスアレルギー患者の約5割がクリ、バナナ、キウイ、アボカドなどに対するアレルギーを呈します。
これらは、ラテックスと果物のそれぞれのアレルゲンの間に交差抗原性があるせいです。
災害時の避難所生活で心配すべき点
食物アレルギーは医療体制が整っている現在において、すぐに処置をすれば大事に至らずに済みます。
ですが災害時は病院が機能していなかったり、薬等を持ち合わせていなかったりとすぐに対処できないイレギュラーな状況が起こり得ます。
そういったイレギュラーな状況を未然に防ぐためにアレルギー持ちのお子さんをお持ちの親御さんは十二分に気を付けなければいけません(´-ω-`)
では東日本大震災や熊本地震の際に実際にあった被災者の声を聞いてみると、

- 炊き出しはありがたいけど成分表示がなくて食べさせるのが怖い…
- 食器の取り違えがあったらどうしよう…
- もし子供と離れたらアレルギー体質と主張できるか不安…
実際に炊き出しとなると大人数の食事を賄う事を目的としているのでアレルギーに応じた食事を用意している場合は極稀だと思います。
食器類も再生可能な紙製の食器で振舞われるでしょう。
また、日本という国において子供が親と離れて一人でいる場合、周囲の大人たちは何とかしてあげようと思うはずです。
好意で勧めてくれたお菓子や食事を子供心に断ることが出来るかと思うのは親として当然の思惑ですよね(‘Д’)
アレルギーに対する理解が無いと非常時に好き嫌いをしていると怒ってしまう方もいるでしょうし、子供達は断れないと思います。
災害時に備えて用意すべきもの3選

上記の不安を解消するために親御さんは子供達の為に備えておくべきです(=゚ω゚)ノ
私が考える備蓄すべきものを紹介します。
アレルギー対応 防災備蓄食セット
この一箱で3日分の食事をカバー出来るのは嬉しいですね(/・ω・)/
食事だけではなくお菓子や水の備えになりますし除菌スプレーもセットになっています。
ただ、これだけでは災害時の生活には不足しているので、別で防災バッグを用意しておくことをお勧めします。
アレルギービブス
こちらはアレルギーがあることを識別して貰うための備えです。
目立つ色なのではぐれることを防ぐと共に、子供達のアレルギーを記載しておけるのでいざという時にはあってよかったと思うはずです。
こういったものを防災バッグに詰めて玄関先や車に置いておく、もしくは保育園や学校で生徒数分の用意があると親御さんの不安がだいぶ軽減されると思います。
別サイズも販売されているので要チェックです(/・ω・)/
アレルギーシール
こちらを名前シールとして普段から使用しておけばいざという時に困らないと思います。
食べられないものと一緒に名前も記載出来ると災害時にはぐれた際に不安が和らぐはずです。
炊き出しの食器等に張り付ければ取り違え防止にもなりますのである程度ストックしておくことをお勧めします(/・ω・)/
まとめ
私が挙げた3つ以外にも食物アレルギー持ちのお子さんにはたくさんの不安が付きまといます。
そういった不安を解消するには親御さんの努力と周囲の方の理解と協力が必要不可欠です。
非常時は自分の事で精一杯だとは思いますが、普段からそういった情報をインプットしておくことが最大の備蓄だと思います。
また、アレルギーでなくとも普段から防災に対する意識を持つことが自分の命を守ることに繋がるので気を付けて生活するように心がけましょう(=゚ω゚)ノ
また、今回紹介させて頂いた物を網羅した防災ボックスを販売している防災グッズ販売店が私の住む県にあるのでこちらのお店もチェックして頂けると嬉しいです(^ω^)
創業1748年 さくらんぼ県の防災やさん にしや
この記事が沢山の方の目に留まりアレルギーに対する意識が変わっていると幸いです。

コメント