起業した方や異業種交流会等に積極的に参加されている方なら一度は勧誘を受けているかと思います。
会社の経営者や跡取り、重役達がそれぞれの企業から集まって地域の為、日本の為、世界の為に日々独自の事業を展開し活動している、それが青年会議所(JC)というものです。
実際の所、外部から見たら何をしているかもわからないし勧誘されても何が何だかわからないですよね(´-ω-`)
今回はそんな謎に包まれた青年会議所の組織の実態と在籍してみて感じたメリットとデメリットを綴っていきたいと思います!
勧誘されているけどどうなのか知りたい方、どんな組織なのか知りたいという方の参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ
青年会議所(JC)とは?
こちらが日本青年会議所(JC)のHPです。
HPを見ても小難しい記載のされ方をしているのでざっくりと説明させて頂きます。
年齢制限はある?
入会できるのは20歳~40歳となっており、40歳の年になると卒業となり各地でOBや市町村の市長や議員等、様々な来賓を招いて盛大なパーティーが催されます。
その卒業パーティーでは芸能人、アーティスト等がアトラクションとして招かれ様々な演出がなされることもあります。
青年会議所はどこにある?
青年会議所の支部は各市町村にあり、それぞれが独自の事業を展開しています。
市町村→県→地方→日本→世界とブロックがあり、毎年市町村から県、市町村から地方に、市町村から日本に、市町村から世界へと出向者が選出され、各地の会員と交流しつつ事業を企画、運営しています。
また、各ブロックで企画された事業にはブロック大会というものがあり、出向者以外でもその日は各地に出向いて各地での交流を図ることが出来ます。
青年会議所は何をしている?
活動内容は各支部でそれぞれですが地域貢献を目的とし、各市町村の行政、民間企業、学校等を対象としたり、各機関と連携したりした事業を行っています。
また、普段は計画された事業の為のミーティングや、事業の内容、予算等を協議する議会が各支部で行われており会員は夜遅くまで活動しています。
気になる方はご自身が住む地域の青年会議所のHPを探してみると出てくるので確認してみてください(/・ω・)/
青年会議所の出身者
青年会議所内では毎年役職があてがわれ、事業の組み立て方から予算の組み方、終了した事業の検証、報告、引継ぎが行われるので事業者としての経験値が蓄えられ、個人としてのレベルが上がります。
その経験を生かしたうえでOBも含め各界で社会に貢献しています。例えば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員などの人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。
例)麻生太郎、石原伸晃、小渕恵三、小泉純一郎、鴻池祥肇、塩川正十郎、塩崎恭久、菅直人、武部勤、鳩山邦夫、鳩山由紀夫、中曽根康弘、細野豪志、森喜朗、与謝野馨、高須克弥(高須クリニック院長)
こうして見て頂けると、多くの議員や元総理大臣が青年会議所出身者です。
また、世界に目を向けても多くの元大統領や事業者が青年会議所出身者として名を連ねています。
例)ジョン・F・ケネディ元大統領)ビル・ゲイツ(アメリカ合衆国、マイクロソフト創業者)ロナルド・レーガン(アメリカ合衆国、元大統領)
青年会議所に所属するメリット・デメリット
実際私は数年前に退会したのですが、7年ほど在籍しました。
その7年の中で得たメリットとデメリットをいくつか紹介します(=゚ω゚)ノ
メリット
様々な業種の知り合いが増えた
一番のメリットは知り合いが増えたことです。
青年会議所に所属している方は様々な業種の経営に関わっている場合が多いです。
それぞれの分野での専門知識を持ち合わせているので困ったことがあると気軽に相談でき、知り合い価格で請け負ってくれる場合があります。
また、こうした場でないと絶対に知り合う事や仲良くなる事のないタイプの人と話すタイミングが多くあるので自身の交友関係の視野が拡がりました。
例)不動産、金融、自動車、美容、ブライダル、投資、運輸、飲食、広告関係等
パソコンの知識が増える
事業計画の資料は全てパソコンでの作成でしたので、普段建設業でほとんどパソコンを使用しないのですがワード、エクセル、パワーポイントは勿論、ファイル共有やリモート会議等の知識を得ることが出来ました。
また、公的な書類の作成方法や体裁等の知識も得られ、これらは計らずも保育園の保護者会での配布物の作成に大いに役立っています(;^ω^)
時間の使い方が身に付く
ほとんどの方は青年会議所での活動は本業が終わってからの夜間に行います。
仕事が終わって19時くらいに集まって、作業がひと段落したら次の日に影響がない範囲で呑みに行き帰宅してまた仕事へ。
そこに家庭やプライベートの時間を盛り込んだら当然時間はいくらあっても足りません(;’∀’)
嫌でも無駄のない時間の使い方が身に付きます。
デメリット
拘束時間が長い
メリットの項目で前述したとおり本業の仕事が終わり次第集まることになるのですが、その日の作業の進行具合によっては帰れない事も…。
作業が朝方まで掛かる日もあれば飲み会で連日朝方まではしごすることもありました。
事業自体が平日の事もあれば土日祝日な事もあるので朝早くから事業準備をし、終了後の懇親会までは抜ける事すら叶わず、抜けるような事や欠席するような事があれば結構辛辣な言葉を投げかけられることもあります。
勿論家族や恋人との時間はほとんど取れず、事業当日は本業も休まなければならないという事もあり、経営者等の自分の仕事量を調整できるような人でないと私のようなサラリーマンには出来ないと感じました。
金銭的負担が大きい
事業の後や会議の後には必ず懇親会がありますが、普通に会社勤めをしていると考えられないような頻度で飲み会に行くことになります。
経営者の方は全て接待交際費として経費計上しているようですが雇われの身には全額自己負担となるので負担が大きいです(;^ω^)
数軒はしごして帰りを運転代行にお願いすれば1万円では足りないことも。
また、年会費として年間12万円を納めなければならず、そこも会社のバックアップが無ければ成り立たない部分の1つです。
過去にあった事例を聞くと年会費が未納の為少額訴訟を起こし裁判沙汰にしたという話も。
パワハラ案件?
会員を勧誘する際はいくつかパターンがあるようですが私が悪質だと感じたのが同級生や後輩を引きずり込むパターンです。
学生時代に気合の入っていた方によくある勧誘法で圧力をかけてとりあえず入会させるというもので、入会後も圧力で辞めることが出来なかったり不当な扱いを受けていたりしていました。
私が20代前半の頃に見た光景ですが40歳間近の大人が弄られるのを見るのは複雑な感情だったことを覚えています。
また、役職を得ることで急に偉そうな態度で接してくる方もいらして、中々カオスで刺激的でした。
まとめ(青年会議所の実態)
これまでメリットとデメリットを記載してきましたが私には得るものより失うものの方が多かったので退会しました。
お金と時間を持て余している方が道楽としてやっている活動だと思ってしまい、お恥ずかしい話ですがモチベーションが保てなかったのです。
もちろん本当に地域の為、日本の為と活動している方もいるとは思いますが(´-ω-`)
約7年の内、3.5年ほどは在籍しているだけで一切の参加を拒否し続けようやく退会できたのです。
ちなみに青年会議所のワードで良く検索されている”女遊び”や”不倫”というワードについては無い話ではないとだけ記載させて頂きます(=゚ω゚)ノ
出向をしている方にはそういった事が目的の方がいるとかいないとか(笑)
今回の記事の結論は、毎日家族と笑って過ごす様な普通の生活をしたいという奥さんや旦那さんはパートナーの入会を全力で止めるべきだと思います。
ですが、会社を経営していて顧客を増やしたい方やさまざまな業種の方と繋がり、仲間を増やしつつ地域の為に貢献したいという方にはこれ以上ない組織だと思うのでぜひ利用して欲しいと思います。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ
こちらの記事では青年会議所(JC)に在籍して得た目上の人間との付き合い方について記載しています。
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